令和5年9月2日(土) 晴れ
中潮7時10分の満潮に合わせ、四日市市米洗(よない)川河口近隣で5時より鯊釣り。既に潮位上がりて、差し込む潮流は緩慢なり。河口一帯は既に釣り人多し。概ね鯊狙いと思しき。中通し竿八尺、鉤は鯊スレ4号、餌塩イソメを用い、竿下へ仕掛けを振り込み、底を叩きて縦に上下誘いたれば、早々に鯊の反応有之。乗りの感触に合わせるも、空振りで鯊は掛からず。爾後幾重も同じ顰に倣いて余程の小鯊に相違無之と、鉤をもう1号落として漸く鯊が掛かりし。型は二寸届くも危うし程の鯊なり。夏鯊というには幾分型寸足らず。近年各地で小鯊が秋になりても未だ数多存せしと仄聞す。秋分を過ぎてなお海水温高き故、鯊の産卵遅延を惹起せるとの由。7時過ぎに潮止まりて鯊の食いもまた止みたり。9時過ぎ、潮の下げと共に鯊の活性も再び上がりて、手許に競りの感触戻りし。然れども緩慢に推移せし上げと異にす。潮位の下降著しき。10時半には再び鯊の感触皆無。今回もまた沸きし小鯊に難儀す。辛うじて掛けたる鯊は〆て35匹なり。型は大きくとも4寸前後。甚だ半端なる釣果なれば、貧相の感は聊かならず。斯くして明日も復た鯊釣りへ赴かず可からずと決す。帰宅途次に寄りたる伊藤釣具外池で鮒、諸子等を釣りて、漸く多少の留飲を下げたり。