令和5年8月19日(土) 曇りのち晴れ
2時半に出立。数分後、伊藤釣具に差し掛かりて、店前に蠢く物体を視認せり。訝しく思いつつ接近す。物体の正体は野生の鹿なり。車の接近に怯える素振りも見せず。此店は濃尾平野に在りて近隣に山林無之。何処より迷い来れりやと驚愕す。4時半に湖北の高島市へと達せり。台風7号の接近に因りて水位回復、既に水色透明化し、頗る環境宜しきを得て、5時より12時の間に189匹を確保す。居着きの小鮎は台風の大水で流されしか、本湖より遡上して日の浅き銀無垢の若い魚体ばかりなり。帰宅後、味噌炊きにて調理す。此の頃は生育し、骨の気になる小鮎数多にも拘わらず、身は柔らかくして骨の感触無之。図らずも時機外れの恩恵を享受せしは甚だ僥倖と覚えり。