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令和6年1月28日(日)

令和6年1月28日(日) 曇りのち晴れ
 温泉前で寒鮒を狙わんと赴けり。朝は曇天の為、放射冷却無之。冷え込み緩く指先は痛まず。5号桟橋奥で8時より開始。8尺真鮒竿を用いるに、初手より箆鮒が掛かれり。然も一荷なれば寄せるのにも難儀す。竿に変な曲がり癖を付けられてはと、急ぎ箆竿に交換せり。爾後も鉤に掛かりたるは箆鮒許りで閉口す。真鮒は一向に釣れぬ儘、11時に納竿。箆鮒は〆て32枚と雖も、本日は真鮒狙いの外魚なれば、又候坊主となれり。午後は14時より伊藤釣具外池で鱮釣りを為すも、此方は真鮒許りが頻繁に釣れたりて、鱮は鉤に掛からず。恣にならぬは何事も世の常なりとぞ嘆息す。15時過ぎに漸く槍鱮1匹を釣りたり。是を以て坊主は免れし。前日よりの疲れも相俟ちて、早早に納竿。而して帰宅の途に就きたり。

令和6年1月27日(土)

令和6年1月27日(土) 晴れ 風強し
 鱮を釣らんと7時前より甲池で開始。当たり皆無にして9時に乙沼へ転進す。正午迄に釣れたるは口細3匹のみ。更に丙池近くの細流へ転進せるも、風強く表層流れて釣り難し。鱮は坊主の儘、諦念して帰宅せり。

令和6年1月21日(日)

令和6年1月21日(日) 雨のち晴れ時時曇り
 昼過ぎに雨止みて晴れへと転ず。而して鱮を釣らんと伊藤釣具外池へ赴けり。13時開始。暫し小鮒、口細の類に悩まされるも、14時を過ぎし頃から鱮が鉤に掛かれり。時合は半刻程と短きも、薔薇鱮6匹、槍鱮2匹の都合8匹の釣果を為す。漸次風吹きて15時に納竿。

令和6年1月14日(日)

令和6年1月14日(日) 晴れ
 急遽用事出来に付、釣遊出難き次第の為、所用既済の後、僅か許りでも竿を出さんと伊藤釣具へ赴けり。前夜半からの冷え込みに因り、外池は水温低下著く、将に指を切るが如し。15時より1時間余り餌を打つも、魚の気配は皆無にして何ら特筆に能わず。而して当たり坊主の儘、虚しく竿を納めたり。

令和6年1月13日(土)

令和6年1月13日(土) 晴れ
 某所にて7時より鱮釣り。放射冷却で気温下がりて指先痛し。近頃の温暖一変す。愈愈厳冬の釣りにならんとぞ思われり。但し水面下は未だ口細勢い活発。餌を落とした刹那、糸浮子を直線に引き込みて掛かるは、何れも鱮に非ず。直に藻蝦当たりも混じり、掛かれば細長き魚体許りで甚だ閉口す。鱮は何処に居らんやと、釣座を転移せること幾度目かにて、漸く薔薇鱮が掛かりし。今日も坊主は免れりと安堵す。続いて2匹目の鱮を確保して両目開けり。加之、1円硬貨を上回りしと雖も今季最小の型なれば、吉兆なりと気を良くせしが、後は悉く外魚のみ。何かの拍子に鱮と言う有様なり。11時前に5匹目の鱮を釣りて納竿す。数は至らぬと雖も、均して小さき型の鱮を釣りしは幸甚なりと思いつつ、某所より踵を返したり。

令和6年1月8日(月) 

令和6年1月8日(月) 晴れ
 前夜より降雪有之。雪解け前に釣らんと、日の出前より某所へ赴くも皆目釣れず。数箇所廻りても相同じたり。早早に諦念す。正午前より伊藤釣具外池にて竿を出したり。鱮の類等小物を釣りて15時に納竿。O氏、S氏夫妻と駄弁を弄して帰宅す。

令和6年1月7日(日)

令和6年1月7日(日) 曇り時時雨一時雪
 7時半、西之森着。釣座を据えたり。日曜と言えば例会で混み合うは必定と覚悟して赴くに、甚だ釣客少なし。知己に桟橋先端が程良しと聞くも、本日風強しとの予報にて、北桟橋の入口付近へ釣座を据えたり。相当に釣れざるを予感す。果たして案に相違せず。8時より正午迄に掛かれる箆鮒は2枚のみ。風強く時折小雨に混じり小雪すら舞う天候と相俟ちて、早早に踵を返したり。

令和6年1月6日(土)

令和6年1月6日(土) 晴れ
 寒鱮を釣る可く6年振りに某池へ赴けり。鱮は絶えしとの噂も有之。以前は数多の釣客で賑わいしも、鱮師は全く見当たらず。釣り場は枯草に覆われ、座を設けるにも大いに閉口す。7時より開始。竿は2尺5寸を用い、草の合間より仕掛けを投じたり。沈り仕掛けを不均一に上下連動させること30分余。漸く糸浮子に当たりを見ゆ。口細が掛かれり。鱮は矢張り廃れたるかと落胆す。暫し口細を釣り続け、斯く成れば場所を転移する可きやと思いし頃、薔薇鱮を1匹確保したり。型は1寸大乍ら、是を以て鱮釣りも年始早早坊主に非ず。誠に芽出度き限りなりと寿げり。日が明けて藻蝦も釣れし。鉤に抱き着ける藻蝦を、つい豆鱮の当たりと見紛うこと一再ならず。上手く鉤に掛かりて、しめしめと思えるに、水面を割りたるが藻蝦なり。口細、藻蝦に妨げられしも、正午の納竿迄に都合11匹の薔薇鱮を確保す。往年と比肩せるに数は少なし。然れども未だ絶えざるを見ゆ。誠に幸甚なりと、踵を返し帰途へと就きたり。復路途上にてG氏より連絡有之。本日朝日池で開催の正月大会に於いて、午前中は坊主を覚悟せる厳しき釣況なれども、午後は好転し〆て4枚を釣りたる由。昨年来より家内安全を顧みず、朝日池へと通い詰めたる修練の成果に相違無之。尚、G氏が賞に貰い受けし麦酒、白米、長芋の内、長芋1本が当方へ到来す。中中見事なる長芋にて、思わぬ余得となりたり。

令和6年1月4日(木)

 西之森で終日箆鮒釣り。現地へ6時半に到着す。風強しの予報有之。風裏の北側桟橋入口付近に座を据えたり。S氏来たりて幾人かと待ち合わせの由。S氏曰く並んで釣らんやと。然れど北桟橋は並ぶ程の猶予無之。已む無く南桟橋へと転移す。暫時してI氏来。準備を整え7時半より開始す。風は既に吹き出したり。南向きの釣れ座にて浮子の目盛を視認しがたしと雖も、相変わらず釣客多ければ、竿は規定一杯の13尺を選択す。少しは箆鮒も多しと思うも、案に相違して左に非ず。本日も独断場となりしS氏を横目に、餌を一刻許り打ち続け、漸く1枚目を確保す。9時過ぎにG氏来。明後日は朝日池の大会へ参加されしG氏は、調整を兼ね本日も段差の底釣りで箆鮒を狙うとの由。10時頃より箆鮒の活性上がれし。正午過ぎ迄に9枚と、昨今にしては上出来の釣果なり。ツ抜けは確実と邪に思う陋劣な心事が仇となりしか、隣接の焼肉サヤ川で昼餉後に釣れたる箆鮒は無之。虚しく15時の納竿に至りたり。北西風の為、隣座のG氏は流れに苦戦す。午前中は坊主乍ら、鉤錘の手段を用いて之に抗し、午後は4枚の釣果を得たり。明後日の朝日池でも有効ならば此策を用いるとの由。健釣を祈念して一同解散し、G氏と釣具屋に寄りて後、帰途へと就きたり。

令和6年1月3日(水)

令和6年1月3日(水) 曇り一時晴れ
 某所にて鱮釣り。漸く明るさを増せる7時過ぎより開始す。当初目論見の場所は鱮どころか外魚すら皆無なり。地点甲を嚆矢に乙、丙、丁、戊と回るも同じく気配は無之。此の地で竿を出すは凡そ十年振りなれば、冬場に付く鱮の場所を掴めむこと叶わず。斯様な仕儀は野釣りの常と思いつつ、宛ても無く徘徊せるに、ふと細流を目に留めたり。幅5尺に満たず、水深も4乃至5寸程、水色透明にして、仮令鱮を見出したりと雖も釣りを為すに能わず。但し導水管より細流へ落水の箇所のみ、底が抉れ窪みて尺余の水深有之。目を凝らさば、落水の奔流に平たき魚の気配を視認す。物は試しと落水せる箇所へ仕掛けを投入せり。軽き沈り仕掛けは水勢に負け流されるも、錘が底に辿り着きて、歪曲せる道糸が伸びし刹那、5連の糸浮子がツツッと横へ転移す。穂先を軽く上げ訊くと、1寸前後の薔薇鱮を釣り上げたり。鱮の付き場は此処なるやと安堵す。1時間許りで〆て26匹を掛け、十年の忘却を詫び、鱮と久闊を叙したり。午後より雨の予報なれば、11時過ぎに現地を発す。恙無く帰途へと就きたり。