令和6年6月29日(土) 曇り一時雨のち晴れ
昨日の大雨に因り、湖北の河川泥水濁流の懼れ有之。是を以て小鮎釣りは断念せざるを得ず。手長蝦ならば濁りは好都合と木曽川河口の尾張大橋下へ釣遊せり。11時半満潮の為、9時より開始。上げ6分程度の笹濁りで薄曇り乍ら、開始早早俄かに晴天となりて一転陽光甚だ強し。尤も濁りの御陰か直ぐに1匹目の獲物を確保したり。先回と異にし手長蝦が集いしか、餌の赤虫を投じ入れたる刹那、赤虫を巡り複数匹が競りて浮子は激しく上下左右にと躍動す。漸次浮子の動きは収まりし。暫し俟ちて後、徐に穂先を上げ訊きたれば、叩くが如き手応え有之。海面へと更に浮かせるに、鯊でも掛けしかと驚く勢いで抗うも、幸いにも掛かりし鉤先より逸せず。水面を割りしは鋏が異様に長い雄蝦なり。爾後は12時半の納竿に至る迄、雄雌共に30匹を確保す。近年稀なる釣果と引き味に満悦し、恙無く復路へと就きたり。