月別アーカイブ: 2024年8月

令和6年8月25日(日)

令和6年8月25日(日) 晴れ
 甘木氏同道。落し込みを指南しつつ、9時頃より四日市港霞埠頭にて開始せり。名港へと転進せるも当たり坊主の儘、暑さに耐えられず14時前に納竿す。

令和6年8月24日(土)

令和6年8月24日(土) 晴れ時時雷雨
 4時半に磐田市の天竜川河口部へ到着。未だ暗し。暫し待機の後、5時前より開始せり。潮汐は中潮。満潮時刻は9時頃の予定にて、潮は既に差し込みつつある中、岩蟹を餌に竿一杯沖へと打ち込みたり。潮に乗りて底を這わせることこと暫し。穂先に重み有之。刹那に合わせれば長寸38糎の黒鯛を確保す。当初は40糎上と思えども、2糎ほど僅かに届かず。途上雷雨に祟られ度度中断を余儀なくされし中、11時半迄に釣果は、長寸38糎を筆頭に35、34、28、25糎の〆て5枚を数えたり。

令和6年8月17日(土)

令和6年8月17日(土) 晴れ
 天竜川河口へ釣遊。往路途次に岩蟹を採取せり。正午前現地着。風強く波高し。既に潮は外海より船溜まりへ勢い良く差し込みたり。入り込みたる潮は船溜まりで逆巻きて床取り難し。前打ちは諦めざるを得ず。目印仕掛けにて岸壁へ餌の岩蟹を落し込みたり。仕掛けは上手く流れを掴みし。刹那に目印が走りて合わせるに、黒鯛の手応えなれど左程は竿を締め込まず。網に収まりし黒鯛は27糎の小型なり。掌大の小物が群泳せしか、目印に当たりは出るも鉤掛かりせず。徒に岩蟹を浪費せるのみ。岩蟹を払底し18時過ぎ迄に納竿。確保せる黒鯛は〆て4枚なり。15時前に釣りし40糎1枚を除き、26、27、28糎の長寸にて型は尺に及ばず。釣りは須く蹉跌なりを改めて知る可し。酷暑も手伝いて疲労著く帰途へと就きたり。

令和6年8月15日(木)

令和6年8月15日(木) 晴れ
 甘木氏同道。昨日の如き釣果を倶にせんと、又候天竜川河口へ釣遊す。往路に払底したる餌の岩蟹を採取。底り近き故、一面底部露わにして瞬く暇に岩蟹を捕まえたり。曾遊の地にて正午前より開始す。但し台風接近の加減か西風強し。昨日は凪たる水面は畝り有之。やや荒れ模様にて、黒鯛を釣らん日和に尚宜しきと欣喜す。黒鯛釣り初回の甘木氏に先ずは次第を説かんと、岩蟹を潮上へと投入す。昨日と同じ個所へ誘導せり。然れど黒鯛の兆し見当たらず。昨日の旺盛は何処にや。今更話が違うでは、甘木氏に対し面目を逸すは必定なり。此処は早早に諦め、釣り場を改めた刹那、漸く1枚目の黒鯛を確保す。長寸33糎乍ら型の大小は問わず。坊主を回避して安堵す。本日此方が宜しき由。斯様な顰みに倣いて黒鯛を釣り給えと、内心の狼狽を秘して甘木氏へ竿を託したり。普段は箆鮒釣りに耽溺せる甘木氏、黒鯛竿の勝手が判らず、当初は振り込みに戸惑うも、漸次扱いに慣熟す。暫し後、穂先が入りて即座に掛け合わせるも、黒鯛に鉤素を飛ばされたり。復た掛ければ宜しきと、餌の岩蟹を打つも当たり無之。潮は疾うに緩み、最早望み絶たれしと思い始めたる15時前、不意に穂先が入りたり。次は逃すまじと竿裁きを助力す。奏功せるか水面へ浮きし黒鯛を恙無く網へと収めたり。之にて納竿す。本日の釣果は甘木氏分を含め〆て3枚なり。昨日と比して少なしと雖も、甘木氏釣り初めの黒鯛なれば、目出度きこと甚だし。斯くして、甘木氏は箆鮒より黒鯛釣りに宗旨変えとなるや否や、結末は神のみぞ知り得たり。

令和6年8月14日(水)

令和6年8月14日(水) 晴れ
 7時出立。三河方面へと進めるが、取り立てて目途無之。途上の餌屋で石沙蚕を贖ひて後、県境を越えて静岡県へと足を延ばせり。浜名湖今切口を跨ぎても未だ判然とせず。天竜川を越えて意を決し、河口の船溜にて漸く進行を止めたり。鯊を釣らんと欲せども、遠州灘より潮が差し込みたるを見て翻意す。鯊は後の事と、黒鯛竿を取り出し、幾度の釣遊で使わぬ儘に残れる岩蟹を携え、前打ちで黒鯛を釣らんと俄かに思い付きたり。元より容易き相手に非ず。気が済めば鯊を釣らんと、本流より分岐して船溜まりに挿し込みし潮上へと餌の岩蟹を投入す。流れ速し。床に岩蟹を保たんと試みるも、恣にはならじ。潮の緩みたる岸際にて漸く蟹が床に留まりし。刹那、穂先が水面下へと没したり。締め込みに堪えて網へと収まりたるは38糎の黒鯛なり。外洋育ち故か燻銀の体色は、照りを伴いて仄かに艶めかしき。斯くして鯊釣りを忘却す。手持ちの岩蟹が悉く尽きる13時迄に、42糎を頭に7枚の黒鯛を確保せり。未だ時合続きしも、餌の岩蟹が払底しては如何とも為し難し。甚だ稀有な邂逅故、残り少なき後ろ髪を引かれつつ、踵を返し帰途へと就きたり。明日も亦、此処に至らんと決す。途次に終業後の川井氏と合流。持ち帰りし黒鯛1枚を進呈せり。

令和6年8月13日(火)

令和6年8月13日(火) 晴れ
 川井氏親子と四日市港米洗川河口へ釣遊。一箇月近く前に釣りたる鯊は、近頃生育如何やと竿を出すに、型は6糎前後と左程変わらじ。先回に比して当たりは少なし。正午過ぎに納竿。〆て35匹と振るわず。岸壁に沿いて年無しの黒鯛数多遊弋す。川井氏より黒鯛を釣らんやと焚き付けられしも、携えし道具は鯊竿のみなれば之に能わず。踵を返し、途上の蕎麦屋で昼餉の後、川井氏親子と別離。早早に帰宅す。

令和6年8月12日(月)

令和6年8月12日(月) 晴れ
 名港金城埠頭近隣で8時より落し込めり。連日の猛暑で苦潮となりて、港内は水色悪く抹茶色の如し。黒鯛は疎か生物の気配無之。11時過ぎに納竿。酷暑著く這う這うの体で釣り場を後にせり。

令和6年8月11日(日)

令和6年8月11日(日) 晴れ一時曇り
 富山新港へ釣遊。4時半着の時点で気温26度と甚だ涼し。5時前より開始せり。5時半過ぎに目印走りて35糎の黒鯛を確保。7時前にも走り当たりで掛けるも之を逸す。9時半納竿。復路途次、川井氏に黒鯛を進呈して帰宅す。

令和6年8月3日(土)

令和6年8月3日(土) 晴れ
 大阪南港セル石へ釣遊。堺出島漁港より4時解纜の二番船で渡るも未だ暗し。4時半を過ぎて漸く開始せり。潮汐は大潮。5時11分の満潮を控え潮位高し。落し込みて時折、微かな引き込み当たり有之。合わるに雑巾を引っかけるが如き感触にて刹那に外れたり。黒鯛の当たりに非ず。蛸の仕業なり。6時前に止め当たりで黒鯛を掛けるも、後れを取りて堤壁の牡蠣殻にでも擦りしか、容易く仕掛け糸を切断す。急ぎ仕掛けを取り換え、瞬く暇に引き当たりで黒鯛を復た掛けたり。次は切らせじと沖へ黒鯛を誘導す。水深は6米程と浅し。竿を溜め底へ走られぬよう暫し堪え、観念して海面へと浮かべる黒鯛を玉網で掬いたり。魚体痩せ気味なれど長寸45糎と良型に満悦す。7時迄に34、40、42糎の3枚を追加せり。9時の帰り船迄にツ抜けも能うやと色気を出したるが運の尽きか、酷暑炎天下に鱏を掛けて右往左往四苦八苦の挙句、遂に精魂尽てき。僅かな木影を頼りに船を俟ちて、漸く現れし帰り船へと這う這うの態で乗り込みたり。未だ若きと思えども、経年劣化は如何とも為し難し。