令和6年9月28日(土) 曇り
由良川河口の石積みで前打ちせんと釣遊す。北風強し。宮津湾より畝り入りて濁り有之。未釣りの場所乍ら期待高し。6時より開始。初手は水深を測まんと竿下へ打ち込みて、着底の刹那に穂先を押さ込む当たり出来。間髪入れずの合わせで水面より飛び出でたるは15糎の極小なり。続いて23糎とやや大振り、又再び掌大と、五月蠅き程の当たりに釣れ上がれるも型は細かし。河岸を転進し型物を探るも、12時納竿迄に確保せる〆て16枚の内、辛うじて黒鯛と呼べるは長寸25糎の2枚のみ。後は全て所謂チンタなり。数はツ抜けし。而して如何にも釣れそうなる雰囲気と雖も、案に相違して小物に翻弄されたり。
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令和6年9月23日(月)
令和6年9月23日(月) 曇り一時晴れ
5時半より天竜川河口水門にて開始。7時迄に40及び31糎の黒鯛を確保したり。坊主は逃れし。7時半に隣接せる海洋公園へと転進。未だ落さざる堤壁を一巡す。釣れしは掌大の小型或いは黄鰭のみ。鉤数れしは数多なり。12時納竿。踵を返し伊藤釣具へ寄りて後、帰宅に及べり。
令和6年9月21日(土)
令和6年9月21日(土) 晴れ
川井氏同道の上、先ず磐田市仿僧川水門下流へ釣遊せり。8時過ぎより開始。潮汐は中潮にて、8時前の満ち潮を境に下げへと転じたり。岩蟹を餌に竿下へ打ち込みし。水深は1米に満たず。鯊と思しき穂先への触り有之。然れども黒鯛は当たらず。1時間程の後、天竜川河口の竜洋海洋公園へ転進す。園内親水岸壁で23及び24糎の小型を掛けるも、残りは掌大の幼魚当たりのみ。開門へ更に移動せり。但し状況に好転無之。餌切れし13時納竿。踵を返して帰途へと就きたり。
令和6年9月15日(日)
令和6年9月15日(日) 晴れ
雨の予報と違いて晴れとなり、俄かに釣遊せんと思い立ちて6時半に出立す。前日と異なり交通量極めて少なし。9時過ぎに天竜川河口水門へ到着。10時半に底りの前乍ら微かに流れ有之。但し水深は最早鉤素分にも満たず。斯様な状況で釣りに為るやと訝しむも、潮が満ちる迄、徒然の憂さ晴らしと許りに岩蟹を餌として前打ちを試みたり。一投目より穂先を曲げる当たりに掛かれるは掌大の幼魚にて、網を用いるに能わず。続いて掛かしも亦、同じき型なれば直ちに放てり。昨日と比して本日は当たり数多。型の細かきを以て五月蠅きと思うは、太平の贅なりと雖も、網を使わずに抜き上げられし許りではと、又候穂先を叩く当たりをつい等閑に合わせたところ、漸く強く抗いて竿を曲げたり。而して良型の黒鯛が恙無く網に収められし。長寸34糎。12時に一旦納竿。35糎を筆頭に34、27、26糎各2枚の〆て5枚の釣果なり。底り前後が適宜なる時合なれば、昨日は見事に好適を逃せし。午後は潮上がりに伴いて新しき釣場を開かんと各所転進せるも、蟹を潰されしのみ。16時半納竿。踵を返し帰途へ就きたり。
令和6年9月14日(土)
令和6年9月14日(土) 晴れのち曇り一時雨
甘木氏同道。御津町で餌の岩蟹を捕り、12時過ぎに天竜川河口へ至れり。本日の潮汐中潮。舞阪標準で16時20分満潮なり。既に潮は差しつつありて潮流速し。12時半より開始。水門外側にて岩蟹を打ち込むも、黒鯛よりの当たり無之。内側へ移動し、港内岸壁に沿いて岩蟹を落とし込み、着底の刹那に穂先へ当たり出るも敢え無く外したり。岸壁奥迄落とし込み踵を返せば、俄かに現れたる甘木氏、当方を向きて曰く一枚確保せりとの由。掛けた後は竿を捌きて自ら網入れを敢行せり。長寸38糎。外洋より入れる故か体表に傷一つ無之。燻銀美しき黒鯛なり。目出度き瑞兆と思へども、爾後黒鯛掛からず。15時半納竿。諦め難く帰途に浜松の新川河口へ寄りて、16時より17時迄の一刻限りと定め、岩蟹で前打ちを為すも、知らぬ間に潰されたのみ。坊主にて竿を収めけり。然るに甘木氏は此処にても黄鰭1枚を確保。真に本日は甘木氏独壇の釣り日和となりにけり。
令和6年9月8日(日)
令和6年9月8日(日) 晴れ
久方振りに鯊を釣らんと欲し、途上の餌屋で石沙蚕を贖いて、長島川河口の船溜まりへと赴きたり。9時過ぎ開始。満潮より下げに入りつつも、未だ緩慢なれば鯊の反応無之。通り掛かりし老翁、爰等で鯊釣りは早かりしやと尋ねたり。左様なりと雖も、潮が動けば鯊は釣れるやも知れずと返す。暫し俟ちて漸く手許へ鯊らしき触り有之。頃合いを図り合わせるに、やや大きめの鯊が水面を割りし。長寸は4寸程。斯様な型の良き鯊が釣れるやと驚きて老翁は去れり。本式に潮の動きたる10時半頃より鯊の触り数多。11時半の納竿迄に〆て40匹の釣果を上げし。未だ鯊の盛いは衰えず。釣らんと欲せども、晴天無風の酷暑に堪らず竿を収めたり。而して踵を返せざるを得ず。甚だ遺憾乍ら帰途へと就きたり。
令和6年9月7日(土)
令和6年9月7日(土) 晴れ
川井氏を同道して天竜川河口へ釣遊。竜洋海洋公園駐車場へ7時半に到着し、園内親水岸壁にて満潮の8時より開始せり。新規の場所なれば勝手分からず。当初は堤壁を落とし込みで探る可しと思えども、存外に水深無之。已む無く前打ちに変更す。竿に道糸が通らず難儀せる川井氏を尻目に、岩蟹を堤壁へと投入せり。着底の刹那、穂先を締め込む当たりにて合わせれば、忽ち水面へ上がれるは外魚の黄鰭なり。型は20糎に満たず。之を抜き上げんと強引に浮かせたところ、鉤が外れけり。爾後は暫し餌取りに蟹を取られるのみ。9時過ぎに掌大の黒鯛幼魚が釣れし。所謂チンタなり。即座に放流す。10時過ぎに園内を諦め、河口部水門付近へ転進せり。潮の引き強し。潮の緩みを俟ちて暫し港内の船溜まりの堤壁で落さんと決す。川井氏に凡そ此処等で黒鯛が掛かれりと伝えし。潮上より岩蟹を堤壁に沿い落し込みしが、俄かに川井氏の竿が曲がれり。而して川井氏は竿を両手で押さえた儘、固まりて微動だにせず。掛かりしは良型の黒鯛なり。引きに耐えざりし鉤素が切れる迄、時間の猶予無之。已む無く竿を貰い受け、抗う黒鯛を水面へ浮かばせたり。最後は川井氏が恙無く網へと収めし。長寸37糎なり。底り近き13時納竿。川井氏の釣果を寿ぎ、遠州で著名の洋食屋にて漢堡風挽肉凝固焼を食す。釣られし黒鯛は川井氏宅の夕餉に供されり。
令和6年9月1日(日)
令和6年9月1日(日) 晴れのち曇り
本土へ襲来せる台風10号が迷走の上、前日は釣遊に及ばず。明日も亦、恐らく釣りに為らずと諦めつつ、翌日の天気予報を漫ろに眺めれば、天佑神助か天竜川の河口一帯のみ雨師を払いて晴れとの由。斯くして釣遊に及べり。途上岩蟹を採取し、11時より天竜川河口にて開始す。大潮の底り寸前乍ら微かに潮流有之。船溜まりより天竜川本流へ出でる流れに岩蟹を乗せ、丹念に底を這わせれば、自ずと穂先を締め込めり。恙無く玉に入りし。型は尺程度の黒鯛なり。13時半、俄かに黒雲覆いて殆く納竿。釣果は長寸32、30、28、25糎の〆て4枚。踵を返して帰宅後、川井氏に本日は黒鯛4枚確保せりと報せれば、「台風襲来の砌、不急不要の出遊に及ばざる我こそはお利口さんなり」との返信有之。