日別アーカイブ: 2024年9月7日

令和6年9月7日(土) 

令和6年9月7日(土) 晴れ
 川井氏を同道して天竜川河口へ釣遊。竜洋海洋公園駐車場へ7時半に到着し、園内親水岸壁にて満潮の8時より開始せり。新規の場所なれば勝手分からず。当初は堤壁を落とし込みで探る可しと思えども、存外に水深無之。已む無く前打ちに変更す。竿に道糸が通らず難儀せる川井氏を尻目に、岩蟹を堤壁へと投入せり。着底の刹那、穂先を締め込む当たりにて合わせれば、忽ち水面へ上がれるは外魚の黄鰭なり。型は20糎に満たず。之を抜き上げんと強引に浮かせたところ、鉤が外れけり。爾後は暫し餌取りに蟹を取られるのみ。9時過ぎに掌大の黒鯛幼魚が釣れし。所謂チンタなり。即座に放流す。10時過ぎに園内を諦め、河口部水門付近へ転進せり。潮の引き強し。潮の緩みを俟ちて暫し港内の船溜まりの堤壁で落さんと決す。川井氏に凡そ此処等で黒鯛が掛かれりと伝えし。潮上より岩蟹を堤壁に沿い落し込みしが、俄かに川井氏の竿が曲がれり。而して川井氏は竿を両手で押さえた儘、固まりて微動だにせず。掛かりしは良型の黒鯛なり。引きに耐えざりし鉤素が切れる迄、時間の猶予無之。已む無く竿を貰い受け、抗う黒鯛を水面へ浮かばせたり。最後は川井氏が恙無く網へと収めし。長寸37糎なり。底り近き13時納竿。川井氏の釣果を寿ぎ、遠州で著名の洋食屋にて漢堡風挽肉凝固焼を食す。釣られし黒鯛は川井氏宅の夕餉に供されり。