令和6年9月15日(日) 晴れ
雨の予報と違いて晴れとなり、俄かに釣遊せんと思い立ちて6時半に出立す。前日と異なり交通量極めて少なし。9時過ぎに天竜川河口水門へ到着。10時半に底りの前乍ら微かに流れ有之。但し水深は最早鉤素分にも満たず。斯様な状況で釣りに為るやと訝しむも、潮が満ちる迄、徒然の憂さ晴らしと許りに岩蟹を餌として前打ちを試みたり。一投目より穂先を曲げる当たりに掛かれるは掌大の幼魚にて、網を用いるに能わず。続いて掛かしも亦、同じき型なれば直ちに放てり。昨日と比して本日は当たり数多。型の細かきを以て五月蠅きと思うは、太平の贅なりと雖も、網を使わずに抜き上げられし許りではと、又候穂先を叩く当たりをつい等閑に合わせたところ、漸く強く抗いて竿を曲げたり。而して良型の黒鯛が恙無く網に収められし。長寸34糎。12時に一旦納竿。35糎を筆頭に34、27、26糎各2枚の〆て5枚の釣果なり。底り前後が適宜なる時合なれば、昨日は見事に好適を逃せし。午後は潮上がりに伴いて新しき釣場を開かんと各所転進せるも、蟹を潰されしのみ。16時半納竿。踵を返し帰途へ就きたり。