令和5年6月10日(土) 曇り時々晴れ
2時出立。琵琶湖北西岸各河川は、前日の大雨で濁流増水す。濁り無之用水にて竿を出すも、俎上の小鮎は見られず。踵を返し塩津の大川へ転進す。既に釣り人で混雑せるも、幸甚にも空きたる場所を見付けたり。大川は増水せるも濁り無之。8時30分より開始。忽ち良型の小鮎数多掛かれり。10時過ぎて漸次小鮎の勢いは弱まるも、11時迄に62匹を確保す。黎明より此処にて竿を出せば束釣りも容易ならん。釣り場の選択を誤れり。餌切れに休息を兼ねて車へ戻り、暫し後に戻りて小鮎を入れし籠が見当たらず。水勢に負けて固定せる鉄製の竿掛けごと流されたり。下流の浅瀬に座礁せし籠は見つけども、竿掛けは水底に没して回収能わず。確保せる小鮎も概ねは放出す。籠の深奥に僅か8匹残りし。朝より連綿と続きし災厄日なり。13時半納竿。再び25匹確保す。之にて残りし小鮎と合わせ30尾余り、凡そ半数を復せり。今夏の大川は釣況宜しきを得て、次週もまた来たらんとぞ思えども、相変わらず魚運拙く目を覆うばかりなれば、釣遊の砌にせめて好天ならんことを希む他は無之。