令和5年12月24日(日) 晴れ
朝6時半より長島漁港で鯊釣り。今朝も亦、無風凪にて冷気緩み、指先痛からず。師走も半ば過ぎ、平場で鯊を掛け能うは此処のみと雖も、週末の暇日に飽きもせず毎度釣遊に及ぶは、興趣の毀損些かならずや。斯様思いつつ石ゴカイを餌に、昨日と同じ箇所へ又候投入す。潮は相当引きし。既に底りの様相を呈したり。昨夕を顧みれば、付場に集いし鯊を釣るは容易ならん。案に相違せず早早に触り之有。鉤先口中に這入りし頃合いを見計らいて、穂先を軽く訊きたり。果たして5寸弱の鯊を恙無く確保す。今朝も坊主は免れりと安堵。8時迄に都合4匹の鯊を掛けたり。型は凡そ同じくして悉く5寸を上回らず。最早当所の癖と言うべし。踵を返し、鮒竿にて小鮒を釣らんと温泉前へ立ち寄れり。然れど小鮒は釣れずして、掛かりたるは箆鮒のみ。9時より13時納竿迄に箆鮒47枚なれど、昨日の西之森と異にし所詮外魚にて閉口す。珍しきは高麗諸子を釣りたり。当節産卵の為、本流より支流へ遡上せしかか。木曽川水系の魚種と雖も、近年は数を減らして滅多に見ること能わず。小鮒は無之乍ら稀有なる高麗諸子を釣りて、徒然の憂さを晴らしたり。