阿房の釣り通ひ」カテゴリーアーカイブ

令和6年12月31日(火)

令和6年12月31日(火) 曇り
 6時半より長島港で鯊釣り。然れど当たり触りは些かも無之。万が一にと米洗川河口へ転進すれども、満潮にして底露わなり。因りて生物の気配は皆無。為念、竿を出すも徒労に終わりし。斯くして坊主の儘、本年の釣り納めを迎えたり。

令和6年12月30日(月)

令和6年12月30日(月) 晴れのち曇り
 矢田川にて黎明より鯊を釣らんと試みれども当たり皆無。午後は伊藤釣具店の外池にて竿を出したり。17時前納竿。釣れたるは鮒、金魚、持子多し。狙いし鱮は1匹のみ。

令和6年12月29日(日)

令和6年12月29日(日) 曇りのち晴れ
 冬季休暇初日なれば午前に所用を済ませ、伊藤釣具外池で竿を出さんと赴けれど、俄かに降雨有之。已むを得ず室内池にて竿を出したり。半刻で20匹許り鉤へと掛かりし。

令和6年12月21日(土)

令和6年12月21日(土) 曇り一時晴れ
 6時半解纜。四日市一文字堤へ渡堤せり。新堤中程にて釣り座を設け、7時より開始。先端より等間隔で疑似餌釣客が並ぶ中、銀兵を餌に泳がせ釣りを為すは唯一人のみ。沖へ錘を投げ込みし後、昇降式にて餌の銀兵を道糸に取り付け滑走させたり。而して自ら泳いで海中へと潜りたれば、特段に為す所は無之。11時過ぎ納竿し11時半の帰り船へと乗り込みし。其の間、銀兵を一度交換せるも、当たり等は終ぞ見当たらず。徒然の憂さ晴らしに、短竿で青虫を餌に堤の間隙へと落とし込みて釣りたる良型の笠子4匹有之。辛うじて坊主は逃れし。然れども本命の青物、鮃の類は釣れず。余りし銀兵は帰途に寄りたる伊藤釣具の外池へと放ちたり。

令和6年12月15日(日)

令和6年12月15日(日) 晴れのち曇り一時雨
 6時解纜の渡船にて四日市一文字へと上がれり。大潮の満潮と重なりて潮位高し。前日の大風は収まりて波は高からず。日の出前なれば未だ暗し。餌にて釣らんと為すは唯一人にて、他は全て疑似餌を用いたる青物釣り客許りなり。甚だ肩身狭し。鮎魚女を狙うも11時の戻り船迄に気配皆無。鉤に掛かれるは20糎弱の笠子3匹のみ。昨日に続きて伊藤釣具の外池で憂さを晴らさんと竿を出すも、鱮は疎か五月蠅き外魚すら当たり無之。雨も降り出し坊主の儘に終わるやと思いし刹那、鱮1匹を釣りたり。

令和6年12月14日(土)

令和6年12月14日(土) 晴れのち曇り
 2時半より矢田川で鯊釣り。古より初冬の大鯊釣りは暗き中との顰に倣いて、満汐前の差し込める潮に合わせて竿を出すも、鯊の触りすら無之。各所を転進せるも鯊は鉤掛かりせず。11時半に長島港で納竿。伊藤釣具外池で2時間許り竿を出し、小鮒、持子が五月蠅き中、漸く鱮1匹を釣りて鯊坊主の憂さを晴らしたり。

令和6年12月8日(日)

令和6年12月8日(日) 曇り一時雨のち晴れ
 長島へ鯊を釣りに往かんと思えども気乗りせず。11時に吹上うな河。踵を返し、伊藤釣具外池にて鱮釣りに興ず。14時より1時間程の間、薔薇鱮1匹が鉤に掛かれり。

令和6年12月7日(土)

令和6年12月7日(土) 晴れ
 出仕先忘年会を終え福田港へ直行せり。釣り客数多。北西風甚だ強し。8時半納竿。鯵等釣れず。近傍の温泉にて湯浴みの後、暫し仮睡。而して昼餉を済ませ、14時より四ツ池にて鱮の今季釣り初め。周囲の木立が風除けとなりて、池面は凪の如し。16時納竿。釣果は薔薇鱮9匹なり。

令和6年11月30日(土)

令和6年11月30日 晴れ
 0時半福田漁港着。夜半にも関わらず釣客の数は甚だ多し。皆が皆、回遊せる大鯵を狙うものなり。既に外洋と面した良場へ入り込む余地は無之。幸いにも漁港奥に空き場を見付け釣り座を設けたり。1時より開始す。港奥の為、潮通しは期待不出来。岸壁近くへ寄り付く鯵は皆無なり。沖へと仕掛けを投げ込みて鯵を釣るより他に見通しは立たねども、北西風は中中強し。福田港は風裏の地と雖も真横の風は遠投の妨げ、投じたる仕掛けは横へと飛び去るのみ。大荒れの外洋より港内へ入り込みし畝りで、僅かに発光せる浮子の先端を見失い、次に之を発見せる頃には、畝りで仕掛けは更に陸側へと戻されたり。思うに任せず。時合の払暁を過ぎ、漸く最初の鯵を鉤掛かりせるは、既に日も昇りし7時前なり。型は5寸に満たず。潮は大潮廻りなればと思いしも、爾後に釣れしは柊魚のみ。10時半納竿。近傍の食肆にて鰹の味噌叩きなる地元料理を食した後、帰途へと就きたり。