令和5年6月17日(土) 晴れ
1時出立。塩津大川へ釣遊す。晴天なれど気温13度と寒し。4時半より開始せり。減水の所為か先週よりも良型少なし。殊に8時半を廻りて後は痩せた小鮎多く鉤に掛かれり。9時半に下流へ転移せるも好転せず。11時に納竿す。〆て105匹なり。今季初の束超えと雖も数多放流せざるを得ず。網籠残余の小鮎も小振り多し。近隣より犬上川、知内川好釣と仄聞す。然れど今更転進及ばざれば、諦念して帰路に就けり。
「阿房の釣り通ひ」カテゴリーアーカイブ
令和5年6月11日(日)
令和5年6月11日(日) 雨時々曇り
伊藤釣具外池へ釣遊。13時半より底釣りにて鮒を狙うも、長物等の所謂ジャミアタリばかりで閉口す。17時に納竿。特筆すべきは泥鰌が鉤に掛かりたり。件の魚を狙いては釣り難し。甚だ稀有なりと驚愕せり。
令和5年6月10日(土)
令和5年6月10日(土) 曇り時々晴れ
2時出立。琵琶湖北西岸各河川は、前日の大雨で濁流増水す。濁り無之用水にて竿を出すも、俎上の小鮎は見られず。踵を返し塩津の大川へ転進す。既に釣り人で混雑せるも、幸甚にも空きたる場所を見付けたり。大川は増水せるも濁り無之。8時30分より開始。忽ち良型の小鮎数多掛かれり。10時過ぎて漸次小鮎の勢いは弱まるも、11時迄に62匹を確保す。黎明より此処にて竿を出せば束釣りも容易ならん。釣り場の選択を誤れり。餌切れに休息を兼ねて車へ戻り、暫し後に戻りて小鮎を入れし籠が見当たらず。水勢に負けて固定せる鉄製の竿掛けごと流されたり。下流の浅瀬に座礁せし籠は見つけども、竿掛けは水底に没して回収能わず。確保せる小鮎も概ねは放出す。籠の深奥に僅か8匹残りし。朝より連綿と続きし災厄日なり。13時半納竿。再び25匹確保す。之にて残りし小鮎と合わせ30尾余り、凡そ半数を復せり。今夏の大川は釣況宜しきを得て、次週もまた来たらんとぞ思えども、相変わらず魚運拙く目を覆うばかりなれば、釣遊の砌にせめて好天ならんことを希む他は無之。
令和5年6月9日(金)
令和5年6月9日(金) 晴れ時々曇り
本日通院及び役所等諸々手続きに因り有給休暇を取得す。所用後の夕刻、伊藤釣具外池にて一時間半ばかり竿を出せり。底の鮒を釣らんと志すも、上中層に湧きたる鱮、モツゴ等小物の類に妨げられ餌が床へ届かず。愈々鮒まで表層へ上がりては底釣りを断念せり。但しタナを上げる已而では鉤掛かりせず。餌を追う気配無之。物は試しと錘を外し所謂フカセ釣りを模してみるに、之が功を奏せり。忽ち良型の鮒を含めて鉤に掛かりたれば、試みの稀なる奏功に満足す。徒然の憂さを晴らして納竿に至れり。
令和5年6月4日(日)
令和5年6月4日(日) 晴れ
出仕先慰安旅行の解散後、帰路に伊藤釣具へ寄りたり。閉店30分前にて室内池での釣りと為す。日曜日の最終なれば、相当に釣り荒れしと覚悟せるも、案に相違してアタリ素直なり。竿を出したるは半刻ながら、平生よりも順当に釣れし。釣り難き室内池では近来稀有な事象にして甚だ満悦せり。
令和5年5月27日(土)
令和5年5月27日(土) 木更津 晴れ
前日出仕後の19時に出立。東名高速を東進す。途次焼津インターにて下車し、エキチカ温泉くろしお(旧黒潮温泉焼津駅前健康センター)で入湯。入湯後、東進を再開せり。川崎インターを経由し、3時半に川崎市の南武線浜川崎駅付近へ達す。4時にガイキチ☆落とし込みバナナ団関東支部長の短竿釣り師タロ氏及び一万円氏と合流。タロ氏の自家用車、乃ちタロ号で東京湾黒鯛落とし込みバトル会場の木更津へ向いたり。5時過ぎに木更津港渡船場へ到着。受付は9時開始なれど、タロ氏が実行委員長にて事前準備を要す。因りて斯様な早着となれり。駐車場で暫し待機す。前日に川崎入りせる関東バナナ団山形出張所E氏も合流せり。本日はバナナ団〆て4名にて参戦す。受付後、11時解纜の渡船宮川丸及び栄宝丸に分乗し木更津沖堤防へ渡りたり。総延長凡そ3000米の沖堤はABCD各堤に分かれし。C堤を選びたるE氏以外はA堤へ渡堤す。A堤は一番先端にて全長800m有之。潮通し良く一番人気の場所なれば、渡船2杯にて渡りし大半の参加者はA堤へ上がれり。12時より開始。監視員より開始の宣告が発せられた刹那、各自一斉に落とし込めり。海は適宜波高及び濁り有之と雖も、8時満潮、16時干潮の小潮にて潮は動かず。また堤際には若芽が未だ付きたり。夏季へ移ろいて海水温上昇とともに枯死せるも、未だ時期尚早なり。堤際へ落とし込みては若芽に妨げられし。或いは若芽に鉤掛かりして閉口す。開始早々C堤にて黒鯛仕留められしとの由。A堤は未だ竿は曲がらず。潮通し良き筈も沈黙せり。況や自らの竿に於いてをや。14時前後に待望の時合を迎えたり。A堤各所にて黒鯛を確保す。之を機に弛緩の意識を覚まし、海面下へ沈降せる目印の動きを追うも、取り立てて異変無之。漸次黒鯛を鉤掛かりせる歓声止み時合は終局す。爾後は夜通しの運転と白昼の休み無き落とし込みに相俟ちて疲労困憊、意識白濁なれば、先週D氏より到来の経口保水液を嚥下しつつ、正気の保全に努める而已。時合終局後も間歇的に黒鯛が確保されたれど、魚運拙くアタリボウズのまま17時半の大会終了を迎えたり。三度目の参戦にして黒鯛は未だ鉤掛かりを得ず。大半が見事な江戸和竿を携えし練達のヘチ釣師に混じり、独り名古屋釣法にて抗うも、復た玉砕の憂き目に遭いて虚しく納竿す。帰港後バナナ団一同会して本日の釣況を顧みるに、C堤のE氏は1枚掛けるも水面で鉤外れ、同じA堤へ渡りし一万円氏は刹那の手応え有之以外、黒鯛の気配すら皆無にて、詰まるところ全員ボウズと判明せり。その砌、東京湾を隔てし対岸の川崎新堤に於いては、ツ抜け連発の盛況と聞きて嘆息の他に無之。閉会式にて釣果の報告有之。乃ち参加者百余名中、A堤10枚、B堤10枚、C堤5枚、D堤1枚の都合26枚なり。上位入賞者の表彰に続き、関東圏外よりの参加者紹介有りて、秋田、新潟、静岡、愛知、福岡等日本国内各県のみならず、香港より2名も参加有之との由。遠来参加者には各々記念品が配布され、当事者の末席に連なれば難有く拝受す。然り乍ら何故か愛知県豊橋市産の小赤茄子にて、些か複雑な心境なり。復路もまたタロ号に便乗し、東京湾海底隧道を潜りて川崎へと帰還す。諸氏と再会を約して別離。川崎インターより東名高速道路を西進したり。翌日昧爽5時、焼津駅前の黒潮温泉を再訪す。朝湯へ浸かりて疲労困憊したる心身を解せり。7時に焼津を出立。途上恙無く走りて10時過ぎに帰宅し、之にて阿房奇特の釣遊を漸く終了とせしめたり。
*『東京湾黒鯛落とし込みバトル』大会の模様ダイジェスト(外部リンク)
令和5年5月20日(土)・21日(日)
令和5年5月20日(土)・21日(日) 彦根 曇り一時晴れ
両日とも彦根の犬上川へ釣遊す。19日に降りし雨にて増水せり。20日、21日共4時半より竿を出すも、早朝に跳びし小鮎は見られず。また一切アタリ無之。20日は8時半にて切り上げ芹川へ転進す。芹川も同じくして、アタリボウズとなれり。翌日も推移は左程変わらず。10時に切り上げるべく、そろそろ納竿と思いし頃合に漸く小鮎1尾を確保せり。連日のボウズは逃れしも、雨後に期待せし釣遊が、豈図らんや斯様なる貧果を蒙るとは。帰路に伊藤釣具外池へ寄りて、D氏に季違いの鱮釣りを指南。序でに自らも徒然の憂さを晴らして帰宅せり。
令和5年5月13日(土)
令和5年5月13日(土) 曇り時々晴れ
今季初めての小鮎を釣らんと出遊す。現地5時着。先ず琵琶湖北西岸より塩津を経由し、湖東に至る各河川の状況を巡察したり。見分の結果、彦根の犬上川に決す。7時半より開始。盛期には立錐の余地無之ほど釣り人で埋まれども、時期が未だ早ければ釣り人も疎らなり。仕掛け末端の螺旋に寄せ餌を付け、上より流下す。途上にて赤玉浮きが横揺れした刹那、流れに反して之を上れり。軽く合わせれば、手元に伝わる感触小気味良し。鉤掛かりせる小鮎を川面より抜きたり。型は凡そ5寸見当。今季初の小鮎なり。5月半ばにして早くも追星を体表す。然るに本湖より遡上せる群れ未だ薄し。その後は連続の鉤掛かりを得ず。小鮎は時折掛かりたる而已。12時半納竿。〆て77匹。数は少なしと雖も、均して良型多し。肉付きまた悪からず。昨季は終盤に至るまで、型の小さきに終始す。今季は幸先良き嚆矢となれり。
令和5年5月5日(金)・6日(土)
令和5年5月5日(金) 曇りのち晴れ・6日(土) 曇り一時雨
5日は西之森でヘラ釣り。5時より開始す。朝のみ活発に鉤掛かりすれども、踵を接するほど混雑して直ぐに食いは緩慢と化せり。12時納竿。8尺カッツケ37枚と低調なり。帰路に能登で地震発生。震度六の強震にて被害相当有之との由。翌6日はひだ池へ釣遊す。当初の雨予報に反して、曇りを維持したり。朝5時半着。6時より開始せり。12尺深宙を選択す。一桶目は14枚と好調に推移したるも、次の二桶目で早々に鉤掛かり能わず。正に手の平を返すが如し。エサは同一に配合せり。刹那に豹変す。これを覆さんと色々試行せり。而して劣勢好転せず。所詮は付け焼刃の徒手空拳にて、如何とも為し難し。転じて表層に湧きたるヘラを狙いカッツケへと移行す。更に悪化の一途を辿りたり。遺憾乍ら14時断念す。〆て39枚。周りとの差は歴然なり。才乏しく浅慮拙技の及ぶところに非ず。然るに釣遊さえ止さば、斯様に鬱々と愉しからぬ事態を招かざりし。左様思えども、疎卒にして之を改めざるは、偏に阿房の釣り通いが所以なり。今更に諦める他は無之。
令和5年5月4日(木)
令和5年5月4日(木) 晴れ
4時出立。温泉前へ往かんと昨日決せども、急に翻意して豊田市のひだ池へ転進す。同池5時20分着。黄金週間中は相当の混みとの予想に反し、駐車場に止められたる車は僅か而已。甚だ拍子抜けなり。些か信じられぬ椿事に、事務所で理由を訊ね次第判明す。池主の雅也氏曰く、即ち昨日は運料千円にして大混雑したり。然るに本日は通常の1800円なれば、空くのは自明の理と。左様得心して新桟橋に釣り座を構えたり。6時開始。当初は8尺チョウチンにて5枚確保せり。ヘラが群れにて浮き出したるを見ゆ。早々に仕様をカッツケに変更す。但し食いは旺盛ならず。幾度か麩エサの配合、釣り方を試したり。漸く安定して鉤掛かりを得たるは9時を回りし後にて、11時半までに23枚を確保。エサ切れを機に早めの昼餉を済ませ、その続きをと思うも、俄かに弛緩を発す。危うしと一旦車へと戻りたり。仮眠より覚醒し13時より復帰。午前中とは釣況に異変有之。ヘラの動き極めて緩慢なり。再び試行に迫られるも拙技及ばす。対策の蓋然性を欠きて苦戦す。17時までに21枚を追加して納竿。〆て49枚の釣果のみならず、型は概ね尺上ばかりなれど、技量の稚拙と相俟ちて、今一つ釈然とせぬまま帰途へと就きたり。