平成五年五月三日(水) 晴れ
四時半より名港各所で落とし込むも黒鯛の反応皆無。七時に納竿し温泉前に転進せり。八時より竿十二尺、両ダンゴにて底釣りを開始す。モツゴ、マブナのジャミ多し。十時までに鉤掛かりせるヘラブナは六枚而已。周囲に倣いて両ダンゴ宙釣りに変更せり。但し浅ダナ用麩エサを携帯せず。手持ちの麩エサにて調合して代用と為す。竿五尺チョウチンにて再開。十三時の納竿までに二十九枚のヘラを得たり。明朝は浅ダナ用の麩エサを携え、また釣遊せんと思うて温泉前を後に帰宅す
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令和5年5月1日(月)
令和五年五月一日(月) 晴れ 午後風強し
三時出立。五時前より木曽川尾張大橋下のテトラ帯でテナガエビを狙うも、当たり無之。流石に時期未だしと踵を返したり。佐屋川温泉前へ転進す。久方振りのヘラ釣りなれば、七時半より十一時まで両ダンゴの底釣りを試みたり。〆て二十六枚。午後は伊藤釣具外池で、丸々肥えし尺上の黒鯉を釣りて、規則に因り混泥凝土池へと退場を乞いたり。暫し店前で駄弁を弄し十九時前帰宅。
令和5年4月29日(土)
令和五年四月二十九日(土) 湖北 晴れ時々曇りのち雨
本日昭和節。所謂黄金週間の嚆矢なり。三時出立。五時前に湖北へ到着せり。南東風強し。五時半より開始。直後に消し込み当たりでホンモロコ一尾を確保す。続いて更にまた一尾を釣り上げたり。これは瑞兆に相違なしと欣喜雀躍す。然れど爾後は些かの当たりも無之。時に波頭を白く為す程の強風に苛まれつつ、長竿を振り回して仕掛けを送り込むものの、遂に追加の鉤掛かりを得ず。十一時納竿。例年の湖北ならば盛期なれど、釣れたるホンモロコは何れも痩身にして、湖東に続き湖北もまた釣季は終局の模様なり。因りて既に時期を逸したれば、降雨の前に撤収も如くはなし。早々に帰路へと就けり。
湖北 5:30-11:00
ホンモロコ×2匹
午前 竿21尺
エサ アカムシ
令和5年4月27日(木)
令和5年4月27日(木)
新型肺炎猖獗を極めて休止久しき東京湾黒鯛落とし込みバトルが、5月27日に漸く再開のとなれり。本日19時より参加希望者受付を開始す。毎回参加希望数多有之。可及的速やかに参加申請を行いて恙無く受理さる。平成30年大会爾来の参戦なり。ヘチ釣り本場の東京湾で名古屋釣法を試みれども、毎度アタリボウズに終わりし。今回はせめて1枚くらい釣りたしと思うものの、腕に覚え之有の練達ヘチ師に混じりて、豈当らんやの公算大なれば、今より既に諦観せり。
令和5年4月22日(土)・23(日)
令和五年四月二十二日(土) 清水・焼津 曇り一時雨 / 二十三(日) 名古屋 晴れ
二十二日二時出立し四時二十分清水港着。曇天、風強し。四時三十分より岩ガニ、ゼンボにて落とし込み。二投目で止め当たりあるも、釣れたるは二十五cmのガシなり。以降は動き無之。十時半に焼津港へ移動す。パイルケーソンで黒鯛らしきを掛けるも、アブミ九号を折られ外したり。翌二十三日は名港で五時より落とし込みを開始す。気温十度北西風冷たし。九時納竿までアタリボウズなり。一旦帰宅。十二時三十分より伊藤釣具外池で竿出し。マブナ、カネヒラ、アブラボテ、タイバラ、ヤリタナゴ、ホンモロコ、モツゴを釣りて無聊を慰めたり。十六時三十分納竿。
令和5年3月26日(日)
令和五年三月二十六日(日) 雨
終日雨。近所の伊藤釣具外池にて竿を出せり。昨日は出番のなかった釣りテントを開きて、十時半より開始。竿は江戸川五尺、両クルの底釣りにてヘラを狙うも、専用池と異なりてジャミ多し。魚種雑多の釣池なれば野池と変わらず。暫し後、臀部に湿りありと気付けり。愈々不意に阻喪したりしかと悲観せるものの、原因はテント背後の下部より雨水の滲みにて甚だ閉口。防水剤の塗布を要す。正午前に二度ほど対岸でハタキらしきもの見ゆ。直後に六、七寸ほどのヘラ二枚確保。以降は再びジャミアタリのみにてヘラの動き之無。午後よりS村氏夫妻も合流して竿を出し、隣座の夫妻は取り立ててヘラ狙いに非ずも、十五時納竿前に各一枚ヘラを釣り上げたり。ようやくジアイ迎えしとの期待を違え、同刻食い上げにて釣れしは五寸ほどのマブナのみ。今更ながらに魚運之無を痛感せり。夫妻に続き程なく竿を納め、本日の釣り仕舞いと為す。十七時に帰宅。取り立てて椿事の出来に及ばず。恙無き一日を過ごせり。
伊藤釣具外池 10:30-15:20
ヘラブナ×2枚
両グル底釣り
令和5年3月25日(土)
令和五年三月二十五日(土) 雨のち曇り一時晴れ
二時出立。関ケ原辺りより風雨強し。長命寺川渡会橋下流ポイントへ四時過ぎに到着。左岸堤防上は既に車列あり。時折轟と風が吹き抜け、停めた車に雨粒が叩き付けられる中、安全を期し明るくなるまで待機す。六時前にようやく周囲が視認可能となれり。その刹那に風雨が止むを受け、速やかに釣り座を据えたり。然れども風強くしてテントの設営は能わず。露天にて風雨に曝されながらの釣りを覚悟し、竿は一本のみにて二十一尺を選択す。六時半に開始せり。ただし左右大勢の釣り人は投げ釣りばかりにて、先回と同じく延べ竿を出したるは我のみ。嫌な予感はありと雖も、元より投げ竿を持たざれば如くはなし。七時過ぎにホンモロコ一尾確保す。幸先良しと思うも、その後はアタリ続かず。昨夜より降りたる雨水が水温の低下を齎した故か、周りも然程は釣れる様子無之。八時に雨止む。予報では九時との由にて早まるのは僥倖なれど、吹き寄せたる強風にて川面に縮緬波が立つのみならず、空一面を低く覆いたる雲が水面に白く映りて反射し、ウキの視認は甚だ困難なり。ただ十時を回った頃より、風止みて暫し雲の合間から青空が覗くに及び、荒天は治まれりと十二尺の竿を追加す。正午までに三尾追加せり。短竿に奏功ありと断じ、二十一尺を納めて十尺と交換。午後はエビ、マブナ、モツゴの類に悩まされつつも、両方の竿にホンモロコが掛かりてツ抜けを達す。うち一尾は四寸(帰途に寄りたる伊藤釣具にて計測し判明せり)の良型にて、右座で釣りをせらるる紳士氏、これを見受けて曰く「何故にボラが釣れたるや」とぞ笑いける。十六時に納竿。長命寺川より帰途に就きたり。
長命寺川 6:30-16:00
ホンモロコ×10匹
午前 竿21尺及び12尺
午後 竿12尺及び10尺
エサ アカムシ
令和5年3月19日(日)
令和五年三月十九日(土) 晴れ
朝五時出立。既に東の空は微かに明るき兆しあり。西之森へ六時前に到着。しかし複数例会にて駐車場が満車のため、温泉前に急遽転進す。駐車場にS木氏、KEN氏の姿を見ゆ。西之森ばかりの両氏にしては稀有なれど、次週所属の会が温泉前で催す例会前に下見との由。遅れて同様の理由でU崎、K森、H部各氏も駐車場に到着す。二号桟橋に各氏と並びて釣り座を据え、竿十三尺、両グル底釣り、上ス三十、下ス四十、鉤ヘラスレ一号にて七時より開始。小マブ多し。予て悟したるところなれば、ヘラブナの寄りを俟ちて、七時二十分頃に一枚目を掛けたり。五寸ほどながらボウズは逃れりと安堵。九時半に至るまで十五枚と概ね順当に釣れる続くも、気温が上昇し北西風が吹き出した途端、徐々にヘラは水底より浮き出し、早くも上ズリの兆しあり。以後は両ダンゴ宙釣りを選択した各氏が優勢で、底釣りはウキのトップにヘラの動き見られず。相変わらずマブナのみ活性高く、正午の納竿まで五枚追加したるのみ。〆て二十枚と温泉前にしては上出来に思えども、隣座にて宙の両ダンゴでそれを上回る釣果を見れば、手放しに喜ぶこと能わず。豈図らんや未だ春浅き時候に、早くも両ダンゴの宙釣りが成立するとは。次回の参考とせん。各氏の健釣祈念及び再会を約して温泉前から帰途に就きたり。
佐屋川温泉前 7:00-12:00
ヘラブナ×20枚
竿13尺 両グル底釣り
令和5年3月18日(土)
令和五年三月十八日(土) 雨のち曇り一時晴れ
十八日(土)は寒冷、荒天が予想され、本来は見合わせるのが妥当と思いつつ逡巡していたところ、ヘラテントを携えての釣遊を決す。二時半出立。予報通り雨の道中を運転し、四時半過ぎに恙なく到着。荒天にも拘わらず、六時を過ぎる頃になると、長命寺川の主要ポイントが埋まるほど釣り人の数著く増えり。しかのみならず、テントの私以外は露天での釣りとなり、冷たき風雨に打たれること端から期すが如し。晴天時と変わりない様子にて、釣期の僅かなホンモロコを釣らんと意気軒高なりと感心す。尤もこの懸念が有るが故に、警戒して朝四時半に到着し、僥倖にも最良の場所へ釣り座を据えることが叶いながら、十五時迄の釣果は〆て七尾と極めて不調なり。但し、川の中央部を狙う投げ釣りは、荒天と雖も終日好調を維持したり。ホンモロコが一荷で釣れ盛るのを見せつけられるまま、せいぜい竿は二十一尺が限度の当方は、動かぬウキを黙って眺めるより他に為す術は無之。女心とホンモロコ、今更ながら私の釣技と魚運の無さは言を俟たないとはいえ、色々当ての外れた一日を無為に過ごし、片付けを終えて十五時半過ぎ帰途に就く。疲労困憊、骨折り損の草臥れ儲けとは蓋し名言なり。と言い乍ら、釣遊に及びて物憂しと雖も、釣らねば物の数ならず、かくして次の週末もまた、ホンモロコを釣るべく長命寺へと赴くことは必定にて、阿房の釣り通いの病は、未だ快癒の兆し些かも無之と云爾。
長命寺川 6:10-14:40
ホンモロコ×7匹
午前 竿12尺及び10尺
午後 竿12尺及び21尺
エサ アカムシ
令和5年3月11日(土)
令和五年三月十一日(土) 晴れ
先週に引き続き長命寺川へ釣遊せり。午前四時着。未明なれど既に釣客多し。先週より下手に辛うじて釣り座を設けたり。暗き中に準備を整え黎明五時五十分より開始。隣座は十尺前後の竿を二本出し、岸寄りにてホンモロコを連発す。当方は竿二十一尺にて狙うも浮子に動き無之。遡上のホンモロコは岸近しと判断し、急ぎ十二尺の竿を追加したり。直後にホンモロコ一尾確保して奏功す。十時までに凡そ三十尾を上げるも、その釣果は悉く十二尺なり。而して白昼を迎えるに魚勢衰え、ホンモロコのアタリ激減す。偶に鉤掛かりせる而已。十四時を過ぎて漸く勢いを戻したり。十五時納竿。〆て六十七尾を確保す。中には午前中で早くも束釣りを果たせし釣客数多在之。比肩に及べば左程の釣果に非ずと雖も、久方ぶりの大釣りにて満悦し復路に就きたり。
長命寺川(滋賀県近江八幡市) 5:50-15:00
ホンモロコ×67匹
竿21尺及び12尺 アカムシ