令和6年8月12日(月) 晴れ
名港金城埠頭近隣で8時より落し込めり。連日の猛暑で苦潮となりて、港内は水色悪く抹茶色の如し。黒鯛は疎か生物の気配無之。11時過ぎに納竿。酷暑著く這う這うの体で釣り場を後にせり。
「阿房の釣り通ひ」カテゴリーアーカイブ
令和6年8月11日(日)
令和6年8月11日(日) 晴れ一時曇り
富山新港へ釣遊。4時半着の時点で気温26度と甚だ涼し。5時前より開始せり。5時半過ぎに目印走りて35糎の黒鯛を確保。7時前にも走り当たりで掛けるも之を逸す。9時半納竿。復路途次、川井氏に黒鯛を進呈して帰宅す。
令和6年8月3日(土)
令和6年8月3日(土) 晴れ
大阪南港セル石へ釣遊。堺出島漁港より4時解纜の二番船で渡るも未だ暗し。4時半を過ぎて漸く開始せり。潮汐は大潮。5時11分の満潮を控え潮位高し。落し込みて時折、微かな引き込み当たり有之。合わるに雑巾を引っかけるが如き感触にて刹那に外れたり。黒鯛の当たりに非ず。蛸の仕業なり。6時前に止め当たりで黒鯛を掛けるも、後れを取りて堤壁の牡蠣殻にでも擦りしか、容易く仕掛け糸を切断す。急ぎ仕掛けを取り換え、瞬く暇に引き当たりで黒鯛を復た掛けたり。次は切らせじと沖へ黒鯛を誘導す。水深は6米程と浅し。竿を溜め底へ走られぬよう暫し堪え、観念して海面へと浮かべる黒鯛を玉網で掬いたり。魚体痩せ気味なれど長寸45糎と良型に満悦す。7時迄に34、40、42糎の3枚を追加せり。9時の帰り船迄にツ抜けも能うやと色気を出したるが運の尽きか、酷暑炎天下に鱏を掛けて右往左往四苦八苦の挙句、遂に精魂尽てき。僅かな木影を頼りに船を俟ちて、漸く現れし帰り船へと這う這うの態で乗り込みたり。未だ若きと思えども、経年劣化は如何とも為し難し。
令和6年7月28日(日)
令和6年7月28日(日) 晴れ
黎明より今季初の鯊釣りへ赴けり。潮は4時半底りなれば、水深の深き場所に集える鯊を狙いて心当たりを回るも、触りすら無之。7時半に長島漁港で漸く今季1匹目を釣りて安堵す。但し鯊の当たり続かず。転進を繰り返し、四日市港の米荒川河口へ至れり。9時過ぎより開始。11時半の満潮迄は鯊の触り数多有之。最初こそ久方振りの脈釣りに間誤付くも、次第に勘を戻したれば、乗りで鯊を掛けられし。満潮後は鯊の当たり遠のきて、正午過ぎに竿を収めたり。釣果は〆て80匹。但し掛かりしは概ね2寸前後の小鯊多し。偶に3乃至4寸も混じれると雖も、鯊の釣季は時期尚早と断じ、踵を返して帰途へと就きたり。炎天下に鯊を釣りたる因果か、帰宅途上より頭痛悪寒及び眩暈を発す。幸い薬石功を奏して予後は悪からず。自今は警戒を厳と為して然る可し。
令和6年7月27日(土)
令和6年7月27日(土) 晴れ一時曇り
芹川上流へ釣遊。4時に到着せるも、先客は見当たらず。4時半より開始。5時過ぎより小鮎が掛かりて6時半迄に17匹を確保す。而して爾後当たりは途絶えたり。偶に単発で掛かるのみ。10時納竿にて〆て25匹なり。途上集いし釣り客は遂に他一人を残して散逸す。禁漁迄一箇月を残すも、釣季は最早終焉となれり。次週は釣り物を変える可しとぞ思い云爾。
令和6年7月14日(日)
令和6年7月14日(日) 雨のち曇り一時晴れ
昨晩からの雨で蒸し暑き中、朝4時半より某所で手長蝦を狙うも不釣。早早に転進を決し、心当たりを探るも何故か当たり無之。已むを無ず木曽川尾張大橋下へ又候赴き、10時半より13時半迄に手長蝦30匹を確保。未だ当たり絶えぬも、昨日からの徒労に気力体力共共抗うを能わず。愈愈梅雨も明けなば、本日が今季最後の手長釣りと思うも、加齢を憾みて日の高い中に帰宅と相成れり。
令和6年7月13日(土)
令和6年7月13日(土) 晴れのち曇り一時雨
諸般の事情に由りひだ池へ釣遊。6時より開始せり。端緒から青鰓外魚の猛攻に閉口す。7時半に川井氏親子来。8時過ぎに漸く1枚目の箆鮒を得たり。予報に反して晴天無風。暑さ甚だし。斯様な時期に敢えて箆鮒を釣らんとは。小鮎釣りなれば、牧野高原より吹き降ろせる涼風と川の冷水に心地宜しき筈と思わざるを得ず。今更乍ら浅慮を顧ても手遅れなり。諦念して竿を振り続けるのみ。早めの昼餉に咖哩飯と素麺を食す。16時半納竿。〆て11枚の釣果にて終われり。広がりし釣具類数多。之を仕舞うに一刻近くを要す。蒸し暑き中、疲労困憊にて息も絶え絶えなり。明日は手長蝦を釣りて徒然の憂さを晴さんと思い定め、ひだ池より踵を返し帰路へと就きたり。
令和6年7月7日(日)
令和6年7月7日(日) 晴れ
木曽川尾張大橋下へ手長蝦を狙いて釣遊す。4時半前より開始せり。潮汐は大潮。満潮6時10分に控え、既に護岸迄浸りて潮位高し。因りて手長蝦は護岸の縁へ上がれりと推測し、餌の赤虫を護岸の際に沿いて落し込めば、刹那に道糸撓み沈降せず。暫し俟ちて後、穂先を持ち上げ訊くに、手長蝦特有の手応え有之。水面を割りて出で来るは、手の長き雄を確保す。案の定、上げ潮に誘われ上へと出張れり。爾後も底へ落とさず、上層で掛けられし手長蝦を掛け続け、6時半迄に雌雄27匹を数えたり。無風下手凪のみならず陽光強ければ、上層の当たり続かず。底部に潜める手長蝦を狙い、〆て40匹目を釣りし9時半に納竿を決したり。手長蝦の活性未だ高しと雖も、既に気温は摂氏30度を容易く上回りて釣りどころに非ず。帰途上、立田大橋付近の手長蝦釣り場を見聞す。炎天下に釣り客数多し。海津の朝日池で例会に参加せらるる川井氏を見舞うも、酷暑に耐えかねて早早に帰宅したり。
令和6年7月6日(土)
令和6年7月6日(土) 曇り時時晴れ一時雨
一昨日、昨日と知内川の小鮎好釣と仄聞す。曰く仕掛けを流せば容易く小鮎掛かりて、五束も容易なりとの由。加之、型良く20糎越えも混じれりと聞けば、4時前には早くも知内川河畔へと辿り着きたり。既に数多の釣り客で河岸は混み合う中、僥倖にも以前より憎からず思い秘めたる場所へと釣り座を設けられし。気温22度、曇天やや蒸し暑き4時半前より開始。6時半に百瀬川へ転進す。更に石田川下流を経て上流部へと座を移し、漸く1匹目を掛けたるは8時半を回りたり。途上、俄かに降りたる強雨が小鮎を刺激せるか、10時の納竿迄に良型混じりに〆て26匹の小鮎を確保す。決して数は多からず。然れども当たり坊主すら覚悟せる中、何とか小鮎を釣りたるは幸甚に無之。
令和6年6月29日(土)
令和6年6月29日(土) 曇り一時雨のち晴れ
昨日の大雨に因り、湖北の河川泥水濁流の懼れ有之。是を以て小鮎釣りは断念せざるを得ず。手長蝦ならば濁りは好都合と木曽川河口の尾張大橋下へ釣遊せり。11時半満潮の為、9時より開始。上げ6分程度の笹濁りで薄曇り乍ら、開始早早俄かに晴天となりて一転陽光甚だ強し。尤も濁りの御陰か直ぐに1匹目の獲物を確保したり。先回と異にし手長蝦が集いしか、餌の赤虫を投じ入れたる刹那、赤虫を巡り複数匹が競りて浮子は激しく上下左右にと躍動す。漸次浮子の動きは収まりし。暫し俟ちて後、徐に穂先を上げ訊きたれば、叩くが如き手応え有之。海面へと更に浮かせるに、鯊でも掛けしかと驚く勢いで抗うも、幸いにも掛かりし鉤先より逸せず。水面を割りしは鋏が異様に長い雄蝦なり。爾後は12時半の納竿に至る迄、雄雌共に30匹を確保す。近年稀なる釣果と引き味に満悦し、恙無く復路へと就きたり。