阿房の釣り通ひ」カテゴリーアーカイブ

令和6年6月23日(日)

令和6年6月23日(日) 雨
 4時半より木曽川尾張大橋下で手長蝦釣り。潮汐中潮。満潮5時59分を前に潮位上がりて護岸水没す。低気圧で更に潮位押し上げたるか、気付けば膝下迄水は届けり。足元へ置きたる鉤外しは流されて何処かへと散逸す。既に如何とも為し難し。満潮前後が時合の筈なれど、手長蝦からの当たりは無之。普段と比肩して潮位著しく高き故やと蓋然せり。潮の引くを俟ちて2時間有余、漸く平素の潮位に復し、最初の手長蝦を確保す。而して9時半の納竿迄、〆て15匹の手長蝦を釣りたり。往時の盛季を思わば、決して其の数は多からず。加之、餌に群れず単独で啄む所為にて当たりは微細。機会を逸して外す事多し。然れどもやツ抜けの釣果は久しく絶えて無之。欲は掻くべからずと悦に入りて踵を返せり。

令和6年6月22日(土)

令和6年6月22日(土) 曇り一時晴れ
 漸く入梅となりて前日に降雨有之。4時過ぎに石田川着。流量十二分なれば、小鮎を釣るに差し閊え無之。然るに釣り客は見受けられず。之は如何なるやと訝しく思うも、4時半より竿を出したり。5時半迄に9匹掛かりし。数は少なしと雖も、型は最大17糎の良型も混じりて、ツ抜けは目前なり。8時半に納竿。10匹目が釣れたるは、9匹目から凡そ2時間後となりし。其の間、釣り客は殆ど訪れず。此の有様にては竿を出す物好き無之。而して否が応でも肯うを得ずと思う許りなり。

令和6年6月15日(土)

令和6年6月15日(土) 晴れ時時曇り
 待望の梅雨入り為らず。河川の水量軒並み減少甚だしければ、先回以上に小鮎の望み無之とぞ思い、せめて水量の恵まれし川へ至らんと、東近江市の宇曽川へ釣遊せり。4時半に到着。場所は護謨引布製起伏堰下流にして、概ね水量に恵まれしも、先釣者は僅か1名のみ。小鮎遡上の期待は極めて厳しきと思わざるを得ず。5時前より6時迄に釣れたる小鮎皆無。芹川へ転進す。途上の犬上川は干上がれり。芹川上流は辛うじて水量有之と雖も、小鮎は見当たらず。7時より開始せり。案に相違して8時迄に9匹を確保す。水引きて浅瀬に阻まれ留まりし小鮎の群れに当たりしか。斯くなればツ抜けも容易しと頭に浮かべるも、爾後は小鮎の当たり無之。ツ抜け叶わず釣果9匹の儘、10時に納竿。既に6月半ばとなるも、一向に到来せぬ雨師を恨みつつ、虚しく帰途へと就きたり。

令和6年6月8日(土)

令和6年6月8日(土) 晴れ
 高島市石田川にて4時半より小鮎釣り。川の水量、流量十分なれど、8時の納竿迄に釣れたる小鮎は10匹と少なし。然るに大半が良型に恵まれり。帰り際、川の様子を見回りし地元の釣り師曰く、一昨日迄は大型の小鮎を容易く束釣り出来たとの由。相変わらず魚運拙し。尤も、坊主を免れツ抜けしは僥倖なり。十分為らざると雖も、釣れただけ良しとして帰途へと就きたり。

令和6年6月1日(土)

令和6年6月1日(土) 晴れ時時曇り
 多賀町の芹川へ釣遊。4時前に到着す。閑散とせる先回と異なり、大雨後の小鮎遡上に期待せる釣り客多し。釣り易き場所は既に埋まれり。空きたるは川幅狭く流れの急なる場所のみ。已む無く釣り座を構えたり。尤も仕掛けを流すには差し支え無之。加之、13尺の短き竿にて対岸の淵へ仕掛けを送り込むも容易なり。4時半より開始。5時前に今季初物の小鮎を確保せり。漸く坊主を脱したりと安堵す。当たりの出方に斑は出るも、8時迄に50匹を越えたり。但し爾後は小鮎と疎遠となりて、60匹目を釣りし10時過ぎに納竿。釣れたるは追星の出たる4寸程の小鮎許りなれば、小物に喘いだ昨季よりと比して、今季は型の望み有之。持ち帰りし小鮎は赤煮にして食せり。

令和6年5月26日(日)

令和6年5月26日(日) 曇り時時雨
 木曽川国道一号線尾張大橋下へ釣遊。手長蝦釣りを釣らんと昧爽4時半過ぎより開始せり。潮汐は中潮にて、満潮6時40分過ぎなれば、未だ潮位低し。手長蝦の反応も無之して無聊を託てり。上げ潮に乗りて接岸せしか、6時頃に漸く1尾目の手長蝦を確保す。今季初の獲物なり。7時迄に2尾追加。〆て3尾となれり。然れども潮止まりし後は手長蝦よりの当たり続かず。8時半に納竿。踝を返して帰宅の途に就きたり。

令和6年5月24日(土)

令和6年5月24日(土) 晴れ
5時より彦根の犬上川にて小鮎釣り。水量少なし。爾後、芹川、宇曽川、大川、知内川、百瀬川、石田川へと転進せるも、小鮎は鉤に掛からず。当たり坊主の儘、17時に納竿せり。

令和6年5月18日(土)

令和6年5月18日(土) 晴れ
 本日午後に催されし「第9回東京湾落とし込み釣り競技会」へ参加せんと、夜を徹して東進す。川崎より東京湾横断道路を経て、4時50分に木更津港へと到着。駐車場は既に満車の様相を呈したるも、辛うじて車列の間隙に車を止め叶いて安堵せり。受付開始は9時なれば、暫し仮眠を摂りて英気を養わんと欲せども、昧爽より集える旧知の諸氏と久闊を叙す中、遂に其の機会を逸す。11時半解纜の渡船にて木更津沖堤群の最遠たるA堤へと上がれり。参加者の大半が爰に集結す。12時競技開始。刹那に黒鯛を掛けし僥倖の釣り師も居れども、一向に黒鯛の気配すら見受けられず。潮は14時半の満潮を境に下げの兆し有之。然れば是を機に状況を打開せんと、15時の渡船でC堤へ転進す。A堤よりの堤代わりは他にE氏のみ。潮の動ける夕間詰めを期待しC堤へ渡り替えせりと雖も、A堤で釣れざればC堤に於いてをや。已んぬる哉、17時丁度に鳴り響きし終了の合図を、C堤の上にて虚しく拝聴せり。渡船場へ結纜後、閉会式にて本日参加者〆て119名、釣果は〆て109枚。而して釣果者69名中、最多枚数6枚と報告されたり。近来稀に見る好釣なれど、今次も亦、釣技及ばすして魚運に拙く、当たり坊主で終局す。沖堤を巡る情勢は愈愈風雲急を告げ、今秋には全面渡堤禁止の懼れ有之。果たして次回も恙無く催されるや否や。危殆を憂慮しつつ、木更津より踵を返し、帰途へと就きたり。