令和5年7月22日(土) 

令和5年7月22日(土) 曇りのち晴れ
 5時解纜の渡船にて四日市一文字へ渡堤。新堤へ上がれり。混雑せりと思えども、大半は旧堤または中堤へ向かいし。開始時に落とし込むのは3人のみにて、場所の選択を誤れりと悟りしも、今更転進に能わず。新堤の内外側を落すも当たり無之。先端まで往復し、8時の潮止まりを機に中堤へ移動。落とし込めど釣況は変わらず。再び新堤へ戻りし折、先端より踵を返したる落とし込み師と状況を交信せり。曰く6枚を上げしと聞き及びて驚愕す。急ぎ新堤にて落とし込むも、既に時機を逸したり。目印に当たりは不出。10時半の渡船にて帰還せり。

令和5年7月15日(土) 

令和5年7月15日(土) 曇りのち晴れ
 4時半過ぎに相生港ボート港岸壁より落とし込みを開始せり。当たり無之。続いて野瀬埠頭へ転移せるも、黒鯛の気配は見られず。赤穂へ移動し、各所を回りても潮が動きて良き状況ながら、如何とも為し難し。9時を回りて、漸く待望の当たり有之。パイルケーソン深奥部で掛けたる黒鯛を何とか引き摺り出さんと努めるも、乾いた破裂音を伴いて穂先が折れし。その刹那、掛けたる黒鯛も取り逃がせり。斯様なる次第にて亦もや、今季の黒鯛第一号を逸して虚しく帰途に就くより他に無之。

令和5年7月9日(土)

令和5年7月9日(土) 雨一時曇り
 4時半より名港各地で落とし込みたり。時折豪雨に苛まれつつ、ボタへ沈降する目印を導に幾度も落とし込みて、黒鯛よりの触りわ俟つも、変化は無之。今日もまた当たりボウズ確定かと諦念しかけたる8時35分、遂に走り当たりで掛かりたる黒鯛の感触を得たり。漸く掛かれりと欣喜せるその刹那、竿に乗りたる黒鯛の感触は消失す。11時に納竿。本日もボウズに終われり。然るに本日は瞬く間と雖も、その感触を得らるるは稀有なりと思い伏せて、鉛の如く重き身体を引き摺りて帰宅す。釣りの途上、数星霜振りに知己諸彦と邂逅せり。近来、黒鯛の落とし込み事情に関し聾桟敷へ置かれし身なれば、諸々の子細に就き拝聴す。之を顧慮するに、逃したる黒鯛よりも貴重なりと思われり。

令和5年7月8日(土)

 2時出立。4時半過ぎに伊勢市宮川河畔に到着す。赤虫を餌に手長エビを狙いたり。今季は釣運拙くして手長エビと相見えること無之。既に7月半ば近くとなりて、釣季は愈愈終盤なれば、宮川河口まで足を運びたり。河口より潮が差したれば、徐々に石積みを浸せし。その隙間に仕掛けを下し、手長エビの潜める居所を探りたれば、6時前に手長エビを2匹連続で確保せり。誠に幸先良しと思えども、この後は正午の納竿まで一切の当たり無之。今季は何故か各地で不調なれば、将に僥倖の2匹ならん。そう得心して帰宅の途へと就きたり。

令和5年7月2日(日)

令和5年7月2日(日) 雨のち曇り
 4時半大川着。上流部にて竿出し。先日来の降雨にて増水せり。然れども濁り薄し。7時半、護岸の草刈りにて納竿し退去す。良型を中心に小鮎86匹確保したれば、そのまま帰宅に及びたり。

令和5年6月24日(土) 

令和5年6月24日(土) 晴れ時々曇り
 4時半より高島市の石田川にて開始。8時半までに26匹と甚だ低調なり。続いて百瀬川にて竿を出すもハスを釣りたるのみにて、小鮎の気配すら無之。更に大川へ転進す。10時半より13時半まで小鮎34匹を確保し納竿せり。小鮎〆て60匹に加え、ハス1尾の釣果と思うに任せず。因りて帰途の疲労は格別なること甚だし。

令和5年6月18日(日)

令和5年6月18日(日) 曇りのち晴れ
 伊藤釣具の外池へ釣遊す。竿5尺シモリ仕掛け、上下ヘラスレ2号の底釣りにて、14時より開始せり。先週はジャミが雲霞の如く寄せ来たるも、本日は勢い左程無之。尺近き鮒も混じりて好釣のうちに18時の納竿を迎えたり。15時前より外池に到来のD氏、17時過ぎに尺程の鯉を確保す。外池より混泥凝土水槽へ強制転移せり。鯉は外池より凡そ退場させたりと思えども、掛けし刹那に鉤素を千切りたる大鯉は未だ健在にて油断ならじ。

令和5年6月17日(土) 

令和5年6月17日(土) 晴れ
 1時出立。塩津大川へ釣遊す。晴天なれど気温13度と寒し。4時半より開始せり。減水の所為か先週よりも良型少なし。殊に8時半を廻りて後は痩せた小鮎多く鉤に掛かれり。9時半に下流へ転移せるも好転せず。11時に納竿す。〆て105匹なり。今季初の束超えと雖も数多放流せざるを得ず。網籠残余の小鮎も小振り多し。近隣より犬上川、知内川好釣と仄聞す。然れど今更転進及ばざれば、諦念して帰路に就けり。

令和5年6月11日(日)

令和5年6月11日(日) 雨時々曇り
 伊藤釣具外池へ釣遊。13時半より底釣りにて鮒を狙うも、長物等の所謂ジャミアタリばかりで閉口す。17時に納竿。特筆すべきは泥鰌が鉤に掛かりたり。件の魚を狙いては釣り難し。甚だ稀有なりと驚愕せり。